アンサンブルのペスカトーレ
ヒズレンテ・モッハーナへようこそ。
当レストランの料理長のばたさとです。
ご家庭の食材で本格的な料理が楽しめる
ばたさと作曲クッキング講座。
第一回はメロディー、第二回はコードに続き、
今回は伴奏についてです。
この段階では、メロディーとコードがある状態、つまり
ギターかピアノで弾き語りが出来る所まで出来ましたので、
楽曲として豊かさを持たせるために、伴奏を追加していきます。
イメージとしては、山の手線ゲームのように
お題に沿ったものを付け加えていきます。
例えば、「山に登りたい」とすると「登山靴が必要だ」という感じです。
「水着が必要だ」とくっ付けてしまうと、主題が広がりません。
この場合は「海に行きたい」がテーマの楽曲の時に使いましょう。*1
それでは「宇宙、アップテンポ、ロック寄り」の楽曲に対して
アンサンブルの具体例を書いていきます。
ギターを追加するとしたら
「ロック寄りに合う音色→ディストーション多め、
宇宙に合う音色→スペーシーに聴こえるディレイ、
アップテンポ→カッティングを混ぜてリズミカルに」
ベースは
「ロック→8分でコードのルート(基音)弾き、
宇宙感→打ち込み風のオクターブ奏法」
ドラムは
「ロック→8ビート、
宇宙感→倍テンポのパートを入れて時間がゆっくり流れる様を表現」
何と言ってもキーボード(シンセ)は
「宇宙感→暗闇の中のキラキラ輝く星→高音がキラキラ輝くような音色でアルペジオ、
譜割りの細かいアルペジオでキラキラ感倍増、
音量を控え目でワウ、リバーブを掛けたロングトーン(2分音符)で
宇宙の広大さ、暗闇の深さ・恐ろしさを表現」
上記を盛り込んだ楽曲がこちらになります。
テーマによってはパーカッションやストリングスを入れるなど、
楽曲の魅力を引き出すための様々なパート編成を試しましょう。
また、テーマに対する伴奏は個人の趣向や経験、音楽性による所が大きいので
既存曲に対する自分なりのアレンジを試すのも良いでしょう。
次回はボーカロイドについてです。
お楽しみに!
*1:こうしてストックが増えていきますが、
手持ちのストックを組み合わせて楽曲作成=冷蔵庫にある物で料理を作ると
意外と美味しい物が出来たりします。